【アイスリボン】藤本つかさ 約1年5か月ぶり王座奪還 敗れた鈴季は宮本裕向戦を志願!

久々のベルトに笑みがこぼれる藤本つかさ(左)

女子プロレス「アイスリボン」23日の東京・後楽園ホール大会でICE×∞選手権が行われ、藤本つかさ(37)が王者の鈴季すず(18)を破り第32代王者となった。

藤本にとって同王座挑戦は2019年8月以来、約1年5か月ぶり。当時の王者・雪妃真矢を相手に時間切れ引き分けで戴冠を逃している藤本が、この日はハイスパートで仕掛けていく。

闘魂タオルを首にかけての卍固め、インフィニティ(高角度ラ・マヒストラル)と追い込むも、鈴季から逆にインフィニティ、ドルフィンバスター、スパニッシュフライを決められる。このピンチをしのぎ切ると、丸め込み合戦から最後はビーナスシュートで3カウントを奪った。

試合後はマイクを握ると「超新星のすずじゃなくて、古株かって思いますか? また藤本かって思いますか? 団体の15周年イヤーで、私だってまだまだやりたいし負けたくない!」とアピール。

続けて鈴季に「『勝って親孝行する』って言ってたけど、すずがプロレス界に入ってくれただけで私に親孝行してくれているから。ありがとう」と涙ながらに語った上で「すずにはやりたいことをやってほしい。一番やりたいことは何ですか?」と呼びかけた。

鈴季は「デスマッチ! ハードコア!」と絶叫。バックステージではやってみたい相手について、試合を見て衝撃を受けプロレスラーを志したという「ヤンキー二丁拳銃」宮本裕向(38)の名前を挙げた。

これについては藤本も「オーケーです。すずがプロレスをやるきっかけになった人なので感慨深い。ぜひオファーをかけさせていただきたい」と前向きな姿勢を見せた。

なお試合後には「レベル&エネミー」の面々がリングインし、山下りな(31)が次期挑戦を表明。これを藤本が快諾し、2月20日後楽園大会での激突が決定的となった。

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