競泳の北島康介杯第3日(24日、東京辰巳国際水泳場)、男子200メートル個人メドレー決勝が行われ、萩野公介(26=ブリヂストン)が1分58秒62で優勝を果たした。
最初のバタフライで抜け出すと、トップの座をキープ。最終種目の自由形では、力強いストロークで後続を引き離した。
23日の400メートル個人メドレー(4分13秒91)との2冠を達成し「トータルのタイムはあまりよくなかったが、疲れの溜まっている中でレースをすることでいい刺激が入った。レースで泳ぐことで課題が見えたので、次に対する意欲が沸いた」と手応えを口にした。
次戦は2月のジャパンオープン(東京アクアティクスセンター)に出場予定。不倫問題による活動停止処分が明けた瀬戸大也(26)との直接対決に注目が集まる。最近は連絡を取り合っていないというが「彼もたぶん元気だと思うので、プールで会えるのを楽しみにしている」とほほえんだ。
「この大会での流れを次につなげたい」。数々の壁を乗り越えてきたスイマーに復調の兆しが見えてきた。