【スキー・W杯】複合・渡部暁斗が今季初優勝 荻原健司氏に並ぶ通算19勝目

今季初優勝を喜ぶ渡部暁斗(ロイター)

ノルディックスキーのワールドカップ(W杯)複合男子は24日、個人第8戦がフィンランド・ラハティで行われ、五輪2大会連続銀メダルの渡部暁斗(32=北野建設)が今季初優勝。荻原健司氏(51)に並ぶ複合日本勢最多となる通算19勝目を挙げた。

前半飛躍(ヒルサイズ=HS130㍍)では、強い向かい風の中、ヒルサイズまで0・5㍍に迫る大ジャンプを見せ、2位に付ける。後半距離(10㌔)、渡部から秒差の3位でスタートしたリーベル(23=ノルウェー)に中盤で追いつかれたが、すぐにギアを上げ、突き放した。

両手を広げてゴールした渡部。日本が誇る元祖〝キング・オブ・スキー〟に並ぶ勝利に「表彰台の一番上に立ててとてもうれしい。飛躍も距離も満足している。完璧な一日」と笑顔を見せた。

また飛躍でトップに立った山本涼太(22=長野日野自動車)が3位に入り、個人戦で初の表彰台に立った。

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