レアルに広がるコロナ感染 ジダン監督に続いてDFナチョも陽性

DFナチョ(左)も離脱…(ロイター)

クラスター発生か。スペイン1部レアル・マドリードは25日、所属するDFナチョ・フェルナンデス(31)が新型コロナウイルスの陽性反応を示したとクラブの公式サイトで発表した。

今季ここまで公式戦10試合に出場しているナチョは、招集されていた国王杯3回戦アルコヤノ戦(20日)直前に、コロナ感染者と濃厚接触が確認されたことでメンバーから外れ、隔離対象者となり、チームを離脱していたが、この日までに感染が確認された。

ナチョはセンターバックとサイドバックをこなせるユーティリティー選手とあって低迷しているチームにとっては大きな痛手。特にDFセルヒオラモス(34)とDFダニエル・カルバハル(29)が負傷離脱しているだけに選手のやりくりにも支障がでそうだ。

また、Rマドリードでは20日にRマドリードBを指揮するラウル・ゴンザレス監督(43)がコロナに感染し、22日にはジネディーヌ・ジダン監督(48)も陽性反応を確認。23日にはジダン監督をサポートするアシスタントコーチの感染も判明するなど、チーム内で感染が広がっているとみられている。

スーパーカップや国王杯の敗退でジダン監督への批判が噴出し、解任論が高まっている中、今後も離脱者が出る可能性もあり、Rマドリードは苦境に立たされそうだ。

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