N国・立花党首 〝森友〟籠池氏の保釈金500万円は「私が出した。青汁王子ではない」

かつてはタッグを組んでいた立花氏(左)と籠池氏

NHKから自国民を守る党の立花孝志党首(53)が27日、大阪市内で会見を開き、森友学園に寄付していた8400万円を巡って、学園の籠池町浪理事長や両親の籠池泰典、諄子夫妻とトラブルになっている件について説明した。

立花氏は8400万円の返還を求め訴状を提出する予定だったが、会見直前に銀行口座に返金されたことを確認。町浪氏側からは「返金するので話を公にするのはやめてほしい」との要請があったが、立花氏は「そういう都合のいいわけにもいかない」と判断。提訴を取り下げた上で事情を説明した。

立花氏によると、寄付金は森友事件の真相を解明するため立花氏がN国党から借り、昨年3月に個人として寄付。しかし、学園の管財人が受け取りを拒否した。

寄付金が宙に浮いた状態になったことから、立花氏が返金を求めると、町浪氏は「ちょっと待って」「返金します」と話すばかり。12月24日に町浪氏とその弁護人、立花氏の3人で会う約束をしたが町浪氏がドタキャンしたため、「学園への寄付を(個人への寄付と)勘違いしている恐れがあり、横領される可能性がある」として、仮差し押さえの手続きに踏み切ったという。

また、詐欺罪などで1審で有罪判決を受けた泰典氏の保釈金500万円についても「私が出したもの。諄子さんは『青汁王子が出してくれた』と言っていたがウソです」と明かし、こちらの返還も求めていくという。

結局、寄付金が返金され、ドタバタ劇になったことについて「籠池家の話をうのみにし過ぎたのは私も甘すぎたと思う」と反省を口にした。

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