明日海りおが「シンデレラ」、大原櫻子が「にんぎょひめ」を熱演

明日海りおと大原櫻子が、NHK Eテレで2月1日・15日に放送される「おはなしのくに」(午前9:05)に出演する。

同番組は、世界に語り継がれてきた名作を、俳優が一人芝居で演じる、幼稚園、保育所~小学校3年生に向けた教育番組。1990年の放送開始から31年目を迎える長寿番組だ。2月の放送では「定番の昔話や名作を知らない」「アニメや映画は見たことがあっても、原作は読んだことがない」という子どもが増えているという学校現場の声に応え、昨年放送が始まった“海外の名作シリーズ”の新作を放送する。

2月1日は、元宝塚歌劇団トップスターの明日海が熱演するグリム童話の「シンデレラ」を放送。誰もが知っている「シンデレラ」の話にある、実はあまり知られていない“怖い一面”も描かれる。

明日海が演じるシンデレラと、王子様の舞踏会での華麗なダンスシーンが見どころとなるほか、シンデレラに手を差し伸べる優しいハトから、あの意地悪なお姉さんたちの声まで、明日海が見事に演じ分けている。

明日海は「よく家族と一緒に『おはなしのくに』を拝見していた幼い頃を思い出して、とても懐かしかったです。シンデレラだけでなく、意地悪な継母、お姉さんたち、王子…すべてを演じ、まるで舞台にいるかのように楽しませていただきました」と感想を述べ、「今回新鮮だったのは、シンデレラの心のたくましさ。かなえたい夢を眺めているのではなく、行動していく彼女から子どもたちに勇気のきっかけを届けられたらと思います」とメッセージを寄せる。

2月15日は、アンデルセン童話の「にんぎょひめ」を大原が演じる。王子を目にした時から、“自分も人間になりたい”と願い、美しい声と引きかえに人間になる15歳のにんぎょひめ。意外と覚えていないこの物語の結末とは? 恋をしたにんぎょひめが幻想的な海の底で王子様を思って歌うシーンのほか、大原が扮(ふん)するダークな魔女役も必見だ。

大原は「大好きな人魚姫の題材に出演させていただけて、とてもうれしく思います! セット、衣装、メークが思った通りの世界観で、撮影時間は長く大変でしたが、とても楽しかったです!」と声を弾ませ、「物語の内容は、とても切ないですが、分かりやすいのでたくさんのお子さんに見ていただきたいです! 歌とか、覚えて歌ってほしいな♪」と呼びかける。そして、「魔女の声を張り切って演じたので、子どもたちがどんな反応するのか楽しみです!」と放送を心待ちにしている。

また「にんぎょひめ」は、Eテレで2月15日放送の「ハートネットTV手話で楽しむみんなのテレビ!~おはなしのくに編~」(午後8:00)で、「手話でたのしむおはなし編」も放送される。

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