東京五輪・パラリンピック組織委員会は28日、東京五輪のテスト大会を兼ねて3月4~7日に開催予定だったアーティスティックスイミング(AS)の五輪最終予選について、新型コロナウイルス禍の状況を関係者と協議した結果、5月1~4日に東京アクアティクスセンターにて実施することを発表した。
この延期決定の理由について、組織委は「現在の情勢から一刻も早く抜け出すために日本が実施している施策を支援することはそのひとつ」とした上で「予選会である同大会について公平な環境を準備する必要があり、各国の新型コロナウイルス感染状況及び現在の入国全面停止のもとでは必要な準備が整わないことなどが挙げられる」とコメントした。
なお、国際水泳連盟(FINA)が日本国内で実施する予選会「飛込ワールドカップ」(4月18~23日)、「マラソンスイミング福岡大会(5月29~30日)」に影響はないという。