【ゼロワン】3・14両国大会延期発表も…大谷「前進する人間の姿を見せたい!」

北村(左)の涙の訴えを聞く大谷(中)と工藤GM

何度でも立ち上がる姿をファンは待っている。ゼロワンは29日、既報通り3月14日に東京・両国国技館で行われる予定だった「旗揚げ20周年記念大会」が来年に延期されたことを受け、都内の事務所で会見を開いた。

新型コロナウイルス感染拡大の影響で大相撲の3月場所(3月14日初日)が両国開催に変更となったことに伴う想定外の事態に、会見には神尊仁社長(49)、工藤めぐみGM(51)、大谷晋二郎(48)の3名が出席した。

神尊社長は「大相撲の初日と重なったら延期せざるを得ない。代替日程は五輪イヤーで立て込んでいるため、暫定的ではあるが、来春を予定している。楽しみにしてくれていたファンの方には申し訳ない」と頭を下げた。

工藤GMは「残念なお知らせだが、築き上げてきた20年は変わらない。2月7日、後楽園大会から始まる全ての大会を20周年イヤーとして開催したい」と決意表明。大谷も「悔しい思いはあるが、誰が悪いわけでもない。2月7日は『へこたれない記念日』として、前進する人間の姿を見せたい。プロレスラーは頑張ります!」と熱く語った。

合わせて2月7日後楽園大会のカードも発表されたが、ここで北村彰基(23)が会見に乱入。馬場拓海(21)とのタッグで、GLEATの伊藤貴則(27)&渡辺壮馬(22)と激突するとされたが、両国大会の第1試合で予定されていた丸藤正道(41=ノア)とのシングルマッチを「去年1年かけて振り向かせた。あと1年は待てません!」と涙ながらに訴えた。

これに心を動かされた大谷がその場で丸藤に電話をかけ「僕からもお願いします!」と直談判。丸藤も「両国での第1試合に意味合いが強かったが、大谷さんに言われたら断れない。2月7日、行きます」と承諾し、改めて後楽園大会での対戦が決定した。

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