元ブレーブスの右腕・フォルティネビッチに複数球団が興味

ブレーブスで2度の2ケタ勝利をマークした先発右腕マイク・フォルティネビッチは現在フリーエージェントとなっている。「MLBネットワーク」のジョン・ヘイマンによると、フォルティネビッチは日本時間1月30日にジョージア工科大学でメジャー球団向けに公開練習を開催。そこで復活をアピールした右腕に対し、メッツ、ツインズ、レイズ、ホワイトソックスなど複数のチームが興味を示しているようだ。

フォルティネビッチの公開練習について、「670 The Score」のブルース・レバインは「非常に多くのチームが視察に訪れていた」と伝えた。また、「ジ・アスレチック」でカブスの番記者を務めるパトリック・ムーニーは、カブスがフォルティネビッチの獲得に興味を示していることを伝えている。

現在29歳のフォルティネビッチは、メジャー4年目の2017年に自身初の2ケタ勝利(10勝)を記録し、翌年には31試合に先発して183イニングを投げ、13勝10敗、防御率2.85、202奪三振の好成績をマーク。しかし、その後は90マイル後半に達していた球速の低下がみられるようになり、2019年は21先発で8勝6敗、防御率4.54。さらに、昨季は初登板の試合で4回途中6失点でノックアウトされ、この試合の直後にDFAとなってロースターの40人枠から外された。

現地からのリポートによると、公開練習では90~92マイル前後の速球を投げていたという。まだキャンプイン前の時期であることを考えると、決して悪くない数字であり、「ローリスク・ハイリターン」な補強を狙う複数のチームから関心が寄せられているようだ。

ここ2年間、不振が続いているとはいえ、まだ29歳。老け込むような年齢ではなく、全盛期の球速を取り戻して完全復活を遂げる可能性は十分にあるため、先発投手の層を厚くすることを目指す複数のチームによる争奪戦が繰り広げられることになるだろう。

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