NTTデータとマイクロソフト、AI画像診断技術とMicrosoft Azureを活用し結核診断へのアクセス向上支援を開始

結核は世界の死亡原因トップ10の一つで、2019年には結核により140万人が亡くなっている。この結核の流行を2030年までに終息させることは、持続可能な開発目標(SDGs)の健康目標の一つである。結核根絶に向けた課題の一つに、乏しい診断機会や結核発見の遅れが患者個人の重症化やさらなる蔓延を招いていることから、医療へのアクセスが困難な地域における結核患者の早期発見が重要とされている。株式会社NTTデータとマイクロソフトコーポレーションが推進する「AI for Health」は、インドにおいて約10万人の結核診断へのアクセス向上支援を2021年1月から開始する。同支援は2020年6月より両社で開始した戦略的協業における、社会貢献活動への取り組みの第一弾である。持続可能な開発目標(SDGs)の一つである結核流行の終息に向け、NTTデータのもつAI画像診断技術およびマイクロソフトのMicrosoft Azureの無償提供によりインドでの多くの結核患者の早期発見・治療を支援するものだ。病院等へAI画像診断技術を提供しているインド企業DeepTekと連携し、同技術をさまざまな地域を回り結核診断を行う検診車に搭載し、マイクロソフトのAzureと連携させインドのチェンナイにおける住民の結核診断へのアクセス向上を支援する計画だという。

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