1月31日に投開票が行われた北九州市議選挙で〝バナナ姫〟が当選したと話題になっている。
バナナ姫とは門司港バナナ博物館2015のPRのために生み出されたバナナの妖精「バナナ姫ルナ」で、金色の髪にバナナの髪飾り、ドレスはもちろんバナナ色のかわいらしい女性キャラだった。由来は門司港がバナナのたたき売り発祥の地だからだ。
当時、北九州市役所に勤めていた井上純子氏(34)がバナナ姫のコスプレをして観光PRの活動をしていた。その井上氏が市役所を辞めて、市議選に挑戦していたわけだ。
選挙戦でコスプレはしなかったものの、八幡西区(定数15)で6919票とトップ当選を果たしていた。バナナ姫ルナがすっかり地元に浸透していたことをうかがわせる。
九州スポーツでは2017年に市職員時代の井上氏にインタビューしている。観光課に所属していたこともあり、観光PRになるということでバナナ姫のコスプレをすることを自ら提案したと話していた。「バナナ姫は使命感というか、北九州市に振り向いてもらうために観光情報を発信しないといけない」と訴えていた。
今後は市議として北九州市のために活動することになる。