巨人ドラ1・平内が先輩投手の〝亜大イジリ〟でタジタジに

ブルペンで投球練習する平内

巨人のドラフト1位・平内龍太投手(22=亜大)が3日、先輩ナインからの思わぬイジリで冷や汗をかいた。

春季宮崎キャンプの3日目を迎えた平内。午前中の練習で行った投内連係で事件は起きた。一ゴロを想定した打球を処理するため、一塁にベースカバーへと入った際、タイミングが合わずに送球をお手玉。捕球がそこまで難しい送球でもなかったため、周囲で見守っていた先輩投手らからは「亜細亜大だったらやばいんじゃないの⁉」「大学時代だったら全部最初からやり直しだろ!」と、母校である〝亜大イジリ〟が炸裂した。

亜大野球部といえば、大学野球屈指の厳しい練習で知られ、数々の著名OBらが口を揃えて「軍隊」「地獄」などと評すほど。練習中のミス一つ許されないストイックな環境で育った右腕は、過酷な学生時代を思い出したのか、思わずタジタジ状態となった。

それでも、キャンプ3日目にして徐々に打ち解け始めたのか、練習中も初日と比べてどこか明るい表情が目立つように。「投手の方も野手の方も声をかけてくださるのでやりやすいですね。〝亜大イジリ〟もありがたい? そうですね(笑い)」と、チームメートからの愛のあるイジリに感謝した。

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