帝国ホテルに月36万円で住めるサービス すでに完売! 丸山穂高議員は122泊

高級ホテルとして名高い帝国ホテル

帝国ホテル東京が1日から予約をスタートさせた「サービスアパートメント」事業が、予約殺到ですでに〝完売〟したことが3日、明らかになった。帝国ホテル広報部も認めた。

同サービスは客室99室を居住用に確保し、帝国ホテルに住めるという新事業。3月15日から7月15日まで、5泊からの短期、長期居住が可能だ。料金は約30平方メートルのスタジオタイプの部屋で5泊15万円~1か月36万円(サービス料、税込み)。料金には共有スペースでの朝食のパンや駐車場、ジム・プール・サウナ、ミーティングルームなどの料金も含まれる。

有料の定額ルームサービスの食事が月6万円、ランドリーサービスが月3万円で付けられる。

帝国ホテル広報部によると、1日に予約を開始するや、申し込みの電話が殺到。3日に本紙記者が問い合わせたところ「申し訳ありませんが、7月15日までの予約はすべて埋まっております」と答えた。

30平方メートルの部屋の宿泊正規料金は1泊6万円。居住の場合、清掃やアメニティーなどのサービスの違いがあるため、一概には比較できないが、単純計算で今回のサービスを利用した場合、1日1万2000円で宿泊できることになる。ネット上では「これ、お得でしょ」「帝国ホテルもコロナで苦しいのか」など、大反響だった。

一方で、電話予約のみであったため、つながるまでがひと苦労。オンライン予約などについては「今回の結果を踏まえ、今後検討していく」(同広報部)とした。

同サービスをめぐっては衆議院議員の丸山穂高議員(37)が3日、ツイッターで122泊することを宣言。値段は150万円と高額だが「国会議員の文通費で長期滞在します。給与とは別に毎月100万円フリーハンドな議員特権『文通費』は、正式名称『文書通信交通滞在費』。滞在費として帝国ホテル泊まろうが公開もされず領収書もいらず。税金アジャースで、老舗ホテルへの応援も出来ちゃいますね」と〝議員特権〟を使うという。

丸山氏の件について、同ホテル広報部は「お客様個別の案件についてはお答えできません」とした。

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