巨人・宮本コーチ 4日で361球!熱投続く桜井に「責任ある所を投げさせてあげたい」

疲れを見せず、投内連係も行った巨人・桜井

投手リーダーの熱意は伝わった! 巨人の宮本和知投手チーフコーチ(56)が4日、連日のブルペン入りを行っている6年目右腕・桜井俊貴投手(27)への思いを語った。

先発ローテ入りに燃える男は、キャンプイン4日目にして既に3度のブルペン投球を行い、第1クールだけで計361球を熱投。「春季キャンプを通して1000球以上投げたい」と語る右腕にとって、まさに気迫のこもった日々が続いている。

かつてのドラ1右腕も、ここまでプロ通算で10勝と伸び悩み、もがき苦しんでいる。宮本コーチは「やっぱり彼の今年にかける意識だとか今後のプロ野球人生のターニングポイントとなると思うんですよ。言葉悪ければ崖っぷちってとこだろうね」と、現在地を分析した。

それでも、桜井の熱い気持ちはしっかりと伝わっている。宮本コーチはかねてより桜井の意識の高さを評価しており、今春のキャンプにおける投手リーダーに指名した。「ああいう意欲のあるブルペンを見せてくれると、『ヨーシ、なんとかしたいな!』という気持ちはあるよね。先発か中継ぎか分からないけど、リリーフだったらロングリリーフじゃなくてちゃんとしたセットアッパーとか、責任ある所を投げさせてあげたいなと思う」

大きな期待を背に、翌5日の休養日を挟んだ6日からは再びの熱い投球で成長を誓う。

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