〝世界の16文〟として一時代を築いた故ジャイアント馬場さん(享年61)の「23回忌追善興行」(東京スポーツ新聞社後援)が4日、後楽園ホールで開催され、セミでは性悪男・鈴木みのる(52)と新日本プロレスのミスターこと永田裕志(52)がライバル対決を果たした。
高校レスリング部時代の因縁は、今年で実に36年目に突入。昨年は2度のシングル戦で1勝1敗に終わった。鈴木はパンクラスの後輩で変態王こと佐藤光留(40)、入念にマスクをしてリングインした永田は、全日本プロレスの世界タッグ王者・青柳優馬(25)とコンビを組んで出陣。ゴング前から鈴木は「早くしろよ、オメーだろ?」とミスターに突っかかった。
永田が強烈なエルボー連打を見舞うと、鈴木も意地で張り手とエルボー連打で反撃。52歳同士がお互い敵意をムキ出しにしてリング中央でのエルボーを打ち合う姿はある意味、清々しさすら感じられた。この争いは鈴木がスリーパーで抜け出す。
勝負は場外で鈴木が青柳に腕ひしぎ逆十字固めを決めている間、永田が佐藤を必殺の岩石落とし固めに仕留め、新日本から一転、舞台と相棒を変えた激闘を制した。