69%が「売るべき」 けが再発のレアルFWアザールに放出論高まる

レアルで苦境が続くFWアザール(ロイター)

スペイン1部レアル・マドリードのベルギー代表FWエデン・アザール(30)が相次ぐ負傷で放出論が高まっている。

アザールは2日の練習を欠席し、3日に精密検査を受けたところ左足大腿直筋負傷と診断されたことがクラブ公式サイトで発表された。

スペイン紙「アス」によると全治は3~4週間となる見込み。重傷ではないものの、今回のけががRマドリード加入後の約1年半で実に10回目の負傷離脱になった。

ベルギー紙「ニウスブラッド」は、ベルギー代表のチームドクターを務めるクリストフ・サス医師の話として「アザールのけがは心配だ。他の選手との違いは再発ということ。慢性的な再発で、常にうまくいかない」と度重なる負傷がクセになってしまっており、今後のサッカー人生の危機になるとの見解を示した。

2019年夏に移籍金1億6000万ユーロ(約200億円)で鳴り物入りで名門に加入したが、けがを繰り返すばかりで活躍できていないアザール。こうした状況を受け、Rマドリード専門メディア「インフィニットマドリード」はファンやサポーターに向けて「今夏にアザールを放出するべきか」とのアンケートを実施。69%が「売るべきだ」に投票し、残留を支持する声はわずか18%にとどまっている。

先日けがの一因とされる体重増をハンバーガーチェーン大手のバーガーキングにイジられて騒動になったばかりだが、ベルギーの至宝がいよいよ笑えない状況になってきた。

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