【フェニックスOP】53歳ストリッカーが2位浮上 最年長Vなるか?

あのストリッカーが表舞台に戻ってきた(ロイター=USA TODAY)

【アリゾナ州スコッツデール5日(日本時間6日)発】米男子ゴルフ「フェニックス・オープン」2日目(TPCスコッツデール=パー71)、スティーブ・ストリッカー(53)が66で回り、首位に1打差の11アンダー、2位に浮上した。首位はザンダー・シャウフェレ(27=ともに米国)で12アンダー。

9番パー4のボギーでこの日のラウンドを終えたストリッカーは「それ以外はいいラウンドだった」と笑顔をのぞかせた。平均パット数(パーオン時)は1・560で2位。武器であるパッティングでスコアを伸ばした。

近年はレギュラー、シニア両ツアーに数試合ずつ出場。「レギュラーでプレーした後、シニアに行くと、コースが少し短く、ピンポジションも少しやさしく感じる。シニアで勝ったり、優勝争いをすると、自信とモチベーションを持ってここに戻ってこられる」と相乗効果があるという。

50歳以上の米ツアー優勝はわずかに7人で、最年長は1965年のサム・スニード(米国)の52歳10か月。今月54歳の誕生日を迎えるストリッカーは8人目になるとともに、最年長優勝記録更新のチャンスもある。

50年以上の時を超えて、歴史に塗り替える週末となるのか、レギュラー通算12勝、シニア通算5勝の名手のプレーに注目だ。

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