ゼロワンの世界ヘビー級王者・田中将斗(47)に挑戦するユニット「ストロングハーツ」のカリスマ・CIMA(43)が、仕切り直しの王座戦へ気合を入れた。
7日の後楽園ホール大会では6人タッグ戦で王者と激突。当初は団体の「旗揚げ20周年記念大会」として開催する3月14日の東京・両国国技館大会で王座戦が行われる予定だったが、大相撲の両国開催に伴い記念大会自体が延期となった。
王座戦の日程も白紙となった中での前哨戦だったが、CIMAは王者を意識し激しい攻防を展開。最後は自陣の鬼塚一聖(25)が田中にダイビングセントーンからのスライディングDを決められ敗戦となった。
しかしハイライトは試合後だった。王者からの「いつやるかをここで決めよう」という提案に対し「いつまでも両国にこだわっていても仕方がない。俺が挑戦表明したのは元旦のここ後楽園ホール大会。後楽園ホールで起こったことは後楽園ホールでケリをつけよう」と応じ、5月30日の後楽園大会での激突が決定的となった。
バックステージでも「挑戦表明してから初めて戦ったけど、やっぱり田中将斗は想像以上だった。でも引くに引けない。もし負ければヒザをついて頭を下げますよ。2021年のCIMAはピリリと違いますから」ときっぱり。タイトル戦での一騎打ちを心待ちにした。