【全豪OP】2回戦進出の大坂なおみ 2度目Vへ死角なし! ファーストサーブの得点率は81%

ストレート勝ちで1回戦を突破した大坂(ロイター)

女子テニスで世界ランキング3位の大坂なおみ(23=日清食品)が2度目の大会制覇に視界良好だ。4大大会の全豪オープン1回戦(8日、メルボルン)で同39位のアナスタシア・パブリュチェンコワ(29=ロシア)に6―1、6ー2のストレートで勝利。「緊張したけど、勝ててよかった。1回戦はもっと楽な相手ならよかった」とコメントした。

特に大坂にとって最大の武器となるサーブが好調だった。ファーストサーブの成功率は60%、同得点率は81%、セカンドサーブの成功率は56%をマークし、ダブルフォルトはゼロと相手を圧倒。しかもブレークを許したのは1ゲームだけとミスも少なく、安定したプレーで相手を翻弄するなど、ほぼ完璧なパフォーマンスを披露した。

全豪オープンを中継するWOWOWのテニスアンバサダーを務めている元世界4位の伊達公子さん(50)は、大坂のプレーについて「緊張する中で良かったと思います。自分のショットを無理せずにできていた。デュースにされた場面もありましたが、しっかりと抑えました」と話し、中でも「サービスが進化している」と指摘した。

大阪はこれで6年連続の2回戦進出。カロリーヌ・ガルシア(27=フランス)との対戦が決まった。昨年8月に優勝した全米オープンの前哨戦から続いている連勝(棄権を除く)を15とし、自己最高記録を更新した。大坂は「勝ててハッピー。前哨戦(ギプスランド・トロフィー)から調子はいいし、状態は万全。全豪ではいい結果を出したい」と話し、先を見据えた。

前哨戦では「肩の違和感」を訴えて準決勝を棄権したが、不安はない様子。2019年大会に続き、2度目となる全豪制覇、自身4度目のグランドスラム大会優勝に向けて、死角はなさそうだ。

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