大谷がエンゼルスと2年契約で合意 年俸調停の公聴会を回避

大谷(ロイター=USA TODAY)

エンゼルスは8日(日本時間9日)に大谷翔平投手(26)と2年850万㌦(約8億9000万円)で合意した発表した。19日(同20日)に予定されていた年俸調停の公聴会を回避する。米メディアによると今季が300万ドル(約3億1500万円)、来季が550万ドル(約5億7750万円)となる。

発表直後に電話会見に応じたペリー・ミナシアンGMは「彼はユニークなケースで、期限までに今季の年棒を決められなかったが、彼の代理人とはいい関係を築いており、引き続き話し合いを続け、複数年契約の話が出たときに、それが妥当だと感じたんだ」と説明。その上で「互いにとってリスクであり、報いにもなる。翔平が心地よいと感じるところで2年分の年棒を決められたことは、彼にとっても利点だと思うし、我々にとっても(チーム編成において)戦略が立てやすい」と続けた。

最後は「金額を決める上で、前例がないため難しかったが、彼としっかり契約が結べてうれしいよ」と弾んだ声で締めくくった。

メジャー3年目を終えて年俸調停の権利を得た大谷は330万ドル(約3億4700万円)を希望し、球団は250万ドル(約2億6250万円)を提示。結論を公聴会に委ねる予定だった。

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