500回の節目 決意新た 島原・反核9の日座り込み

500回目を迎えた「反核9の日座り込み」=島原市役所前

 核廃絶を訴え、島原平和を考える会と島原地区労が続けている「反核9の日座り込み」が9日、長崎県島原市役所前であり、通算500回目の節目を迎えた。約70人が参加し、平和への決意を新たにした。
 島原平和を考える会が1984年11月、核保有国による核実験への抗議のため座り込みを開始。174回目となる97年3月からは、島原地区労との共催で反核9の日座り込みとして実施している。同地区労関係者によると、近年の参加者数は20人程度で推移しているものの、平均年齢が上昇するなど若い世代の参加と活動の継承が課題という。
 500回目のこの日は、同地区労の中村眞一議長(60)が「先輩たちの思いを500回もつなげてきたことを誇りに思う。核のない世界を求めて、共に頑張りましょう」と呼び掛けた。

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