マーリンズ 昨季16本塁打のデュバルと1年500万ドルで契約合意

日本時間2月10日、マーリンズがブレーブスからノンテンダーFAとなったアダム・デュバルと契約合意に達したことが明らかになった。「スポーツグリッド」のクレイグ・ミッシュによると、デュバルに保証されるのは1年500万ドルの契約で、その内訳は今季の年俸が200万ドル、来季の相互オプションのバイアウトが300万ドル。相互オプションが行使された場合、来季の年俸は700万ドルとなるようだ。

現在32歳のデュバルは2018年途中からブレーブスでプレーし、昨季は57試合に出場して打率.237、16本塁打、33打点、OPS.833をマーク。昨年9月にはわずか8日間のスパンで2度の1試合3本塁打を達成する猛打を見せた。シーズン終了後にノンテンダーFAとなったが、年俸の予想額は440万~710万ドルだったため、今回の1年500万ドルという契約はこの範囲に収まっている。

マーリンズのキム・アングGMは2週間前、打線の補強を行う可能性があることを示唆していた。正右翼手の候補にはルイス・ブリンソン、マグネウリス・シエラ、ハロルド・ラミレスらがいるものの、いずれも不動のレギュラーとしては物足りず、有望株のモンテ・ハリソンやヘスス・サンチェスはもう少しマイナーで経験を積ませたいところ。他球団とのトレード交渉も行っていたようだが、最終的にはデュバルの獲得という形に落ち着いた。

マーリンズの外野陣は正左翼手にコリー・ディッカーソン、正中堅手にスターリング・マーテイがいるため、デュバルは正右翼手としての起用が濃厚。キャリアを通して左翼手としての出場機会が圧倒的に多いものの、昨季は右翼手として16試合にスタメン出場しており、問題はないとみられる。

なお、ディッカーソンとマーテイはいずれも今季終了後にフリーエージェントとなるため、デュバルのオプションが行使されない場合、来季のマーリンズ外野陣はレギュラー3人の顔ぶれが一新されることになりそうだ。

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