小田原市、ミナカにラボ開設 新産業創出へ橋渡し

今年7月に「おだわらイノベーションラボ」が開設されるミナカ小田原=JR小田原駅前(1月9日撮影)

 産学官金連携で小田原発の新産業創出につなげようと、神奈川県小田原市は7月、「おだわらイノベーションラボ」をJR小田原駅前の商業施設「ミナカ小田原」に開設する。市が重点政策として掲げる官民連携とデジタル化の拠点として守屋輝彦市長は「我々が考えたことがないアイデアがきっと生まれてくるはず」と期待している。

 市は2021年度一般会計予算案に施設管理等委託料などとして約2千万円を計上した。

 ラボは昨年12月、小田原の新たな玄関口としてオープンしたミナカ2階に7月1日から事務所(約180平方メートル)を構える。市は4月の組織改編で未来創造・若者課とデジタルイノベーション課を新設し、両課の職員がラボ内に常駐する。

 民間事業者からの新規事業の提案の相談に応じ、多業種の企業や大学、金融機関との橋渡し役となり、イノベーション創出につなげる。

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