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長崎県大村市久原1丁目の県立大村高(原昌紀校長、894人)で9日、家政科3年による課題研究発表会があり、37人が1年間の研究成果を披露した。
問題解決能力を高めることなどを目的に毎年実施。生徒は昨年3月から保育や食物、被服などの分野で課題を設定し、調査研究や作品制作に取り組んできた。
発表会では同級生や保護者を前に、一人一人が成果を報告。不用になった服をトートバッグにリメークしたり、豆乳でさまざまな料理を作ったりするなど、問題提起や解決に向け挑戦したことを順序立てて説明した。
将来の夢が保育士で、パネルシアターや絵本の読み聞かせの表現力アップに取り組んだことを発表した高田澪音さん(18)は「新型コロナウイルスの影響で保育園での実習になかなか行けなかったけど、クラスメートに披露して意見をもらうよう工夫した。今回の研究を将来に生かしたい」と話した。