コロナ対策 長崎県へ1億円 ボートレース大村が寄付

中村知事(左)に目録を手渡す馬場管理者=県庁

 ボートレース大村(大村市、馬場宏幸管理者)は3日、新型コロナウイルス対策支援費として、本年度のボートレース事業の収益金から1億円を県に寄付した。寄付金は県を通じて県内の新型コロナ感染者受け入れ医療機関の支援に充てられる。
 県庁であった贈呈式で園田裕史大村市長は、2020年のボート事業の売り上げが1368億9千万円に上り、全国で1位だったことを報告。「県内の感染状況が比較的落ち着いているからこそ事業を運営できている。しっかりと地域貢献、社会貢献を果たしたい」とあいさつした。
 馬場管理者から目録を受け取った中村法道知事は「医療機関が経営的にも課題に直面している中、医療従事者の方々の支えにもなる」とお礼を述べた。
 ボートレース大村は、これまでに大村市医師会に1千万円を寄付したほか、感染者受け入れに協力している同市内の医療機関の職員約2千人に対し、1人1万円、計2千万円分のクオカードを贈ることも決めている。馬場管理者は「これからも感染防止対策に最大限努めながら地域貢献に努める」と語った。

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