正念場の久保建…このままでは〝ビリャレアルの失敗〟再び!? 再起へ指揮官が徹底指導

久保建英

スペイン1部ヘタフェの日本代表MF久保建英(19)は〝ビリャレアルの失敗〟を繰り返すのかもしれない。

スペイン紙「エル・デスマルケ」は、久保の現状について「明らかなのは、今シーズン、前年のマジョルカほど輝いていないということ」とし「(前所属の)ビリャレアルは、彼に継続性と質の高い機会をほとんど与えなかったが、ヘタフェでより多くの時間を過ごしている。そこで彼はプレーした6つのゲームのうち4つで先発したが、まだゴールを挙げられていない」と指摘し〝期待外れ〟と伝えた。

久保はビリャレアル時代にMFジェレミー・ピノ(18)ら若手選手の台頭で出番が激減し、再移籍を決断。その際、同国紙「マルカ」は「久保ほどプレー時間を与えられていないにもかかわらず(若手は)より多く形になる結果(ゴール)を残している」と報じていた。ヘタフェでも結果が出せない久保はこのまま、ビリャレアル時代と同じようにベンチに固定されかねないのだ。

実際にホセ・ボルダラス監督(56)も久保について「彼は成長しなければならない選手であり、肉体的にも健康的にも改善しなければならない」と主張。その上で「彼はもっとピッチ中央に入ることが必要になる。縦への動きを増やしてシュートや1対1の場面をつくるようにと求めている」とし、プレー向上のため〝徹底指導〟を施していると語っている。

才能があるのは誰もが認めるところだが、結果を出せないことは致命傷といえる。正念場を迎えている久保は再起できるのだろうか。

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