バルセロナDFピケが〝八百長審判疑惑発言〟で厳罰か

問題発言のジェラール・ピケ(ロイター)

スペイン1部バルセロナDFジェラール・ピケ(34)による〝八百長審判疑惑発言〟がスペインリーグを大きく揺るがしている。

問題の発言はピケ自身がユーチューブ内で口にしたもの。「過去に審判をやっていた人が言うには、85%のレフェリーがレアル・マドリードを応援しているというんだ。そんなレフェリーがレアル・マドリードに肩入れせずに笛を吹くことができるのか。無意識のうちに、どちらかに偏ったジャッジをしているんじゃないのか」と指摘。「もちろんレフェリーには敬意を払っているし、彼らがベストの仕事をするための努力をしていることも知っている。でも、たまにそんな疑いを持ってしまうこともある」と続けていた。

ピケは過去にもバルサの宿敵のレアル・マドリードに対するジャッジの有利性を訴えていたが、今回の発言は度が過ぎているとし、スペインサッカー連盟の懲戒委員会は調査を開始。ピケの発言への処分が決まれば、最低でも4試合、最大で12試合の出場停止処分と3000ユーロ(約38万円)の罰金を科される。

現在、ピケはヒザの故障で戦線離脱中。出場停止処分となればいつから適用されるのかは不透明だ。これまで積もりに積もった思いだったとはいえ、やはり「口は災いのもと」ということか。

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