IOC・バッハ会長 森喜朗会長の辞任に声明「多大な貢献してくださった彼に感謝したい」

IOCのバッハ会長(ロイター)

国際オリンピック委員会(IOC)のトーマス・バッハ会長(67)は12日、東京五輪・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長(83)の辞任表明を受けて声明を発表した。

バッハ会長は公式ホームページで発表した声明の中で「IOCは、森会長の辞任決定を尊重し、理由も理解している。同時に、東京五輪開催に多大な貢献をしてくださった彼に感謝したい。IOCは、2021年に東京五輪を安全かつ確実に開催するために、後任の会長と協力して作業を続けていきたい」とコメント。

さらにIOCのジョン・コーツ調整委員長のコメントも掲載。「8年間もの共同作業を通じて森会長は新型コロナウイルス禍という困難な状況でも信頼できる強力なリーダーだった。彼の全てのサポートと献身に感謝したい」

また、IOCは組織委が適正な手続きに従って新会長を決定するということに対して歓迎の意も表明した。

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