1人親家庭に豚肉を 長崎県養豚協会が100キロ寄贈

山本事務局長(左)に県産豚肉を手渡す中村会長=県庁

 長崎県養豚協会(中村臣助会長)は一般社団法人ひとり親家庭福祉会ながさき(福地照子理事長)に、県内産豚肉100キロを寄贈した。同法人は生活に困窮する1人親家庭に食料などを無償提供する活動を続けており、豚肉は今月末、長崎市内の132世帯に配布する。
 同法人は、1人親世帯の総合相談支援事業「つなぐBANK」で2カ月に1回程度、長崎市内で食料や学用品などを配布している。2019年12月~20年10月の第1期は、延べ4795人を支援。20年12月から第2期として、132世帯への支援を始めた。
 同協会からの寄贈は昨年に続き2度目。12日に県庁であった贈呈式では、中村会長が「生産者も喜んでいる。子どもたちがたくさん食べて、おいしいという声を聞ければ」とあいさつ。同法人の山本倫子事務局長は「昨年、子どもたちが『すごくおいしかった』『油があまかった』と喜んでいた。おいしい豚肉を届けたい」とお礼を述べた。

© 株式会社長崎新聞社