ターナー争奪戦はドジャースとブリュワーズによる一騎打ちか

「MLBネットワーク」のジョン・ヘイマンによると、ドジャースからフリーエージェントとなったジャスティン・ターナーのもとには、再契約を目指すドジャースと三塁手補強を狙うブリュワーズから複数年契約のオファーが届いているようだ。依然としてドジャースとの再契約が有力視されているものの、「FanSided」のロバート・マレーは「ブリュワーズのオファーは競争力がある」と伝えており、予断を許さない状況が続いている。

メッツ、ブルージェイズ、ブレーブスなどの他球団もターナーに興味を示していることが報じられていたが、ヘイマンは「現在はターナーの獲得に動く可能性が下がっている」と指摘。どうやらターナー争奪戦はドジャースとブリュワーズによる一騎打ちとなっているようだ。

現在36歳のターナーはドジャースでプレーした7年間で打率.302、116本塁打、OPS.886の好成績をマーク。昨季も42試合に出場して打率.307、OPS.860と例年通りの安定した成績を残した。ターナーは4年契約を希望していることが報じられているが、ドジャースとブリュワーズがそれに応じる可能性は低く、2年契約が現実的なラインとみられている。

トレバー・バウアーを獲得したドジャースは、ぜいたく税の課税対象ライン(2億1000万ドル)を超過することが決定的となっており、今後は超過額がいくらになるかがポイントとなる。超過額が4000万ドルを超えてしまうと、高額なぜいたく税だけでなく、最上位のドラフト指名権が10個後退という重いペナルティを科せられるため、ターナーの希望条件次第では契約を結べない可能性もある。

ブリュワーズは今オフ、すでにゴールドグラブ賞二塁手のコルテン・ウォンを獲得しているが、内野のさらなるグレードアップを目指している。現在、正三塁手には23歳のルイス・ウリアスが予定されており、ターナーの獲得に成功すれば、大幅なグレードアップとなるのは間違いない。

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