メッシが記念スパイクを美術館に寄贈 展示後はチャリティーオークションに

メッシ

スペイン1部バルセロナのアルゼンチン代表FWリオネル・メッシ(33)が、記念のスパイクを当地のカタルーニャ美術館へ寄贈し、展示期間後にチャリティーオークションにかけることになった。スペイン紙「スポルト」などが報じた。

メッシは昨年12月22日のバリャドリード戦でバルセロナ通算644ゴール目を挙げ、ペレ氏がサントス(ブラジル)で記録した643ゴールを抜いて同一クラブでの通算得点で歴代トップに立った。その後も更新され続けている大記録をたたえ、記念のスパイクが同美術館のメインホールに展示されることになった。

1か月の展示後、スパイクはチャリティーオークションにかけられ、その収益は同美術館がカタルーニャ自治州などと共同で行っている〝アートと健康のプログラム〟を通じて、がんなどの病気と戦う子どもやその家族を支援するためにあてられる。そのほか同プログラムは、アートを通じて肉体的、精神的な健康を維持するような取り組みも行っている。

このプロジェクトにあたってメッシは「同一クラブで644ゴールという歴史的な記録を達成できたことはうれしいが、最も重要なことは病気と戦っている子どもたちに何かを還元することだ。4月のオークションで、この素晴らしい活動について多くの人の意識が高まることを期待している」とコメントした。

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