【スキージャンプ】小林陵侑 W杯最多勝・葛西に並ぶも記録更新はお預け

小林陵侑(ロイター)

新記録達成は持ち越しとなった。ノルディックスキーのW杯ジャンプは14日(日本時間15日)、男子個人第21戦(ポーランド・サコパネ、ヒルサイズ=HS140メートル)が行われ、小林陵侑(24=土屋ホーム)は1本目に129・5メートル、2本目は131メートルの284・8点で9位だった。

小林は13日(同14日)に同地で行われたW杯個人第20戦で今季初勝利をマーク。2019年12月以来の優勝となり、所属先で選手兼監督の“レジェンド”葛西紀明(48=土屋ホーム)が持つ日本男子最多のW杯通算17勝に並んでいた。新記録の18勝目が期待されていたが、お預けとなった。小林は「自分のパフォーマンスに集中していたけど、なかなかうまくいかなかった。同じイメージでやっていても(実際の動きは)違ってしまう感じ」とコメントした。

日本勢は佐藤慧一(23=雪印メグミルク)が286・0点で8位、中村直幹(24=東海大札幌ク)は271・7点で18位だった。個人総合首位のハルボルエグネル・グラネル(24=ノルウェー)が298・1点で今季11勝目を挙げた。

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