平原綾香がミャンマー政変に「安全を確保して下さい」とミャンマー語でSNSに投稿

平原綾香

美声歌手・平原綾香(36)が14日、公式フェイスブックを更新。軍事クーデターが起きたミャンマーの人々へ向け「みんなに笑顔で会える日が来ることを願います。それまでは安全を確保して下さい」とミャンマー語で発信した。

現地からの報道に「心を痛め心配しています」とし、日本語でこう続けた。「多くの皆さまがクーデターに反対し、拘束された政府幹部の解放を求めるデモをしている映像も見ました。皆さまが大事に育ててきた民主主義や自由な社会が、一瞬で壊されてしまう事に対する大きな危機感を共有し、勇気をもって行動している姿に心を動かされました」

平原は5年前からこれまで4度ミャンマーを訪問し、日本とミャンマーの文化交流イベントにも積極的に参加。自身が立ち上げた基金を通じた支援活動は「死ぬまで続けたい」と話すほどだ。

この日は、毎年恒例で両国の歌手が集う「ジャパン・ミャンマー・プエドー」のオンラインイベントに参加するはずだったが、クーデターの影響でライブ自体が中止に。

昨年2月に最大都市ヤンゴンで開催された同イベントでは、日本で活動するミャンマー人俳優・森崎ウィン(30)と、自身が作詞作曲した楽曲「MOSHIMO」を現地語でデュエット。同曲は、昨年ミャンマーで放映された森崎主演ドラマ「ザ・ハウス・ウィズ・ドリームス」の主題歌に起用され、ドラマも歌も大ヒットした。

フェイスブックで平原は「2020年11月にミャンマーで行われた選挙の結果が尊重されるよう願い、ミャンマーの皆さまの大多数の民意を応援しています」などとつづり、地元民の身を案じた。

思い入れが強い国だけに、森崎でさえ突っ込んだコメントをしていないセンシティブな政治問題にも言及せずにはいられなかったようだ。

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