ラグビーのトップリーグ(TL)・トヨタ自動車の元ニュージーランド代表主将、ナンバー8のキアラン・リード(35)が15日、オンラインで取材に対応し、TL初制覇への意気込みを語った。
トヨタ自動車は東芝と開幕戦(20日、パロ瑞穂)を控える。チームではSH茂野海人(30)と共同主将を務めるリードは「チームを優勝に導きたい。TLは競争が激しく、シーズンが短いので、どの試合も負けられない。勝つことにフォーカスしていきたい。まずは今週末の試合に勝たなければならない」と意気込みを語った。
リードは、ピッチ上のプレーはもちろん、世界最強軍団であるオールブラックス(ニュージーランド代表)をまとめ上げた統率力でもチームに多大な貢献をしており、優勝に欠かせない存在。さらに今季は、オーストラリア代表主将、フランカーのマイケル・フーパー(29)が加入して戦力もアップ。リードも「彼はたくさんのことをもたらしてくれるだろう」と期待した。
代表ではライバル関係だったが、今はチームメート。オールブラックスの元主将は「同じチームになったのは面白い。チームメートにそのことをいじられている。コロナ禍で一緒に食事に行ったり、飲みに行けないのは残念だが、いい関係を築けている」。日本代表ナンバー8の姫野和樹は今季のスーパーラグビー挑戦で不在だが、世界的プレーヤーがチームをけん引していきそうだ。