欧州CL再開 バルサ戦控えるPSGポチェッティーノ監督に〝秘策〟あり

自信たっぷりのポチェッティーノ監督(ロイター)

欧州チャンピオンズリーグ(CL)は16日(日本時間17日)から決勝トーナメント1回戦の戦いが始まる。最大の注目カードはバルセロナ(スペイン)とパリ・サンジェルマン(PSG、フランス)の激突。決戦を前にPSGのマウリシオ・ポチェッティーノ監督(48)が難敵撃破に向けて〝秘策〟の存在を、スペイン紙「アス」のインタビューで明かした。

エースFWネイマール(28)とMFアンヘル・ディマリア(32)の主力2人をケガで欠くPSG。指揮官はバルサの本拠地・カンプノウでの戦いは「多くの作業はできないと思っている」と主導権を握られることを覚悟しているが、勝機も見いだしている。

「ビデオを見せ、ゲームプランを選手たちが理解できるように再確認する。これは数週間前から準備してきた。その成果を見せられるように全力を尽くしたい」

バルサとPSGの欧州CLといえば、2016―17年シーズンの決勝トーナメント1回戦、パリでの第1戦に0―4と大惨敗を喫したバルサが、ホームに戻った第2戦を6―1で勝ち、CL史上初めて4点差をひっくり返すという大偉業を成し遂げた。この時、後半アディショナルタイム(AT)に入るまではバルサの4―1で、そのまま終わればPSGが勝ち上がるはずだったが、AT1分にネイマールのPK、同5分にMFセルジ・ロベルトがゴールを奪うという奇跡的なエンディングだった。

引き立て役に回ったPSGにとって、今回は悪夢を晴らす絶好の舞台。ポチェッティーノ監督の〝秘策〟でリベンジを果たせるか。

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