新型コロナウイルス感染症を巡り、神奈川県内で15日、新たに11人の死亡と10歳未満~90代の男女71人の感染が確認された。うち26人の感染経路が不明。1日当たりの感染者数が100人を下回るのは、昨年12月7日の65人以来。
横須賀市で死亡が確認された5人のうち、80代の男性2人と90代の女性はクラスター(感染者集団)が発生した市立うわまち病院の入院患者。いずれも感染判明当初は軽症で、女性は新型コロナ以外の疾患で亡くなった。90代男性は同じくクラスターが発生した短期入所生活介護施設の利用者で、70代男性は市内の病院に入院していた。
相模原市は50~90代の男女3人の死亡を確認。50代男性は市内の精神科病院に、80代女性と90代女性は相模大野病院(南区)に入院しており、ともにクラスターが発生していた。
ほかに横浜市で80~90代の男女2人、藤沢市で80代女性の死亡が確認された。
横浜市内では、職員4人が感染していた新横浜こころのホスピタル(港北区)で、新たに職員1人の陽性が判明。市はクラスターと認定した。