障害児と健常児、一緒に遊べる公園に 「インクルーシブ遊具」設置へ 平塚市

平塚市役所

 神奈川県平塚市は2021年度から、障害児と健常児が一緒に遊べる「インクルーシブ遊具」を設置した公園整備事業に取り組む。21年度当初予算案に設計などの事業費1100万円を計上した。市は22年度中の完成を目指す。

 インクルーシブ遊具は、背もたれ付きのブランコやスロープ付きの複合遊具、車いすの利用者が遊びやすい高さに設置された砂場など、さまざまな種類がある。柔らかい素材や認識しやすい色使いなど、細かな工夫も施されている。

 昨年3月、東京都世田谷区の砧公園に全国で初めて設置された。設置事例はまだ少なく、県内では藤沢市が今年3月、秋葉台公園に既存の遊具を改修して整備する予定という。

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