阪神ドラ1・佐藤輝 楽天戦で2安打も…〝本職〟三塁で野選 18日DeNA戦で挽回なるか

三塁守備をする阪神・佐藤輝

ほろ苦い内野デビューとなった。阪神のドラフト1位新人・佐藤輝明内野手(21=近大)が16日の練習試合・楽天戦(宜野座)で「3番・三塁」で先発出場した。打っては2安打と変わらぬ好調ぶりを披露した一方で、この日は大学時代の定位置・三塁で出場。実戦5試合目で初めて巡ってきた内野手としてのアピールチャンスだったが、唯一の守備機会で送球判断が遅れ「野選」を記録するなど課題も残した。

6回二死一塁。楽天・和田恋の三遊間寄りのゴロを捕球後、二塁封殺を狙ったが、一走の到達が早く二塁セーフとなり、結果的に打者走者もアウトにできず、走者をためてしまう結果に。本人も「しっかり処理できるように準備したい」と悔しそうに振り返った。

矢野監督は試合後、18日の練習試合・DeNA戦でも引き続き、佐藤輝を三塁で起用する構想を明言。これまでの外野起用だけにとどまらず、将来を見据え、内野手としての起用の可能性も継続して探っていく模様だ。

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