かつてリヴァプールで一時代を築いたスティーヴン・ジェラードとフェルナンド・トーレス。
ただ、トーレスは在籍3年半でチェルシーへと移籍していった。ジェラードは元リヴァプールFWロビー・ファウラーのポッドキャスト配信でこう吐露したという。
スティーヴン・ジェラード
「トーレスとは長くプレーできなかった。彼はチェルシーに行ったからね。あれには心が打ち砕かれた。
一貫性のある最高の選手は誰?と聞かれるなら、ルイス・スアレスはアニマルだったよ。でも、感じ方でいえば、トーレスとの日々が最高だった。
(トーレスが退団した時は)本当に本当にがっかりしたね。
当時のリヴァプールは大きな進歩を遂げ、本当に順調に進んでいると感じられていたんだ。
だが、チームとグループにとって本当に重要な時期にビッグプレイヤーを連れ去れてしまい、そこから回復するための時間がかかることになった。
トーレスとの関係で当時は多くのゴールを奪っていた。自分も全盛期だったし、素晴らしいと感じられていたんだ」
「人々には夢やそれぞれの道がある。全員がクラブを愛する地元の子達ではない。
全てをリスペクトしているけれど、それでも誰かがクラブを去るのはつらい。
フェルナンドにも言ったんだ。残留させようとした。彼の代理人にも伝えたんだ。
でも、彼らは決断した。あの決断は自分にはどうしようもできないものだった。ひどく傷ついたよ」
「自分が常にトーレスとスアレスについて話している理由は、当時の自分が全盛期だと感じられていたからさ。
トーレスとスアレスとは完璧なタイミングで出会った。
相手が誰だろうと関係ない。当時はどんな相手でもやれると感じていた。自分はピークにあると思っていたんだ。
個人的な観点から最高の思い出さ」
当時は全盛期にあると感じていたため、もっとトーレスとプレーしたかったという思いがあるようだ。
一方のトーレスはチェルシーへの移籍は当時のリヴァプールフロント陣に不満があったためとしている。そのため、リヴァプールから退団したことは後悔していないとしつつ、退団の仕方には悔いがあると述べている。