長崎県内離島地域へ初進出 五島列島にローソン 4月以降、8店舗が開店へ

4月15日から24時間営業のローソン・ポプラに変わるポプラ吉久木店=五島市吉久木町

 コンビニ大手ローソンの店舗が4月以降、長崎県の五島市と新上五島町に順次出店することが分かった。同社が県内の離島地域に進出するのは初めて。6月までに計8店舗が開店する見込みで、島民の暮らしがさらに一歩「本土並み」に近づく。
 同社は、両市町に現在7店舗があるコンビニ中堅のポプラと資本・業務提携しており、島内進出はローソンへのブランド転換の一環。五島列島内でコンビニやスーパーを手掛ける小売業ドゥイング(同町)が、ポプラ子会社とフランチャイズ契約を結んだ。
 現在のポプラ7店舗のうち、五島市の吉久木店と富江店、同町の有川店の3店舗が3月3日から改装のため休業し、4月15日にローソンとしてオープンする。残る4店舗も同14日夜から休業し、新上五島町青方郷に新設する青方店を含む計5店舗が、6月中に営業を始める。
 改装・新設する8店舗のうち、青方店と同市の中央店がローソン、他の店舗はポプラ製の弁当を置くローソン・ポプラとなる。24時間営業は中央店と吉久木店、同町の浦桑店の3店舗で、他は午前6時~翌午前0時。
 ローソンは「からあげクン」や「Lチキ」などの揚げ物や、多彩なオリジナルスイーツなどが人気。店内に設置される情報端末「Loppi(ロッピー)」では、コンサートのチケット発券や入金手続きなどもできる。


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