日本サッカー協会・田嶋会長が橋本新会長に太鼓判「本当に気さくで良い方」

オンラインで取材に応じる田嶋会長

日本サッカー協会の田嶋幸三会長(63)が18日、東京五輪・パラリンピック組織委員会の橋本聖子新会長(56)に太鼓判を押した。

橋本新会長とは日本オリンピック委員会(JOC)など様々な場で活動をともにしてきた〝盟友〟とも言える田嶋会長。日本中から注目を集める組織委員会会長の重責を担うことになった橋本氏に「期待するところは、(五輪開催まで)5か月しかない中でコロナ対策や様々なことを踏まえたうえで大会を成功して頂くことが大事。簡単じゃないが、それをしっかりみんなでサポートしたい」とエールを送ったうえでサッカー協会を挙げて支援する方針を示した。

橋本新会長に人柄については「みなさんが(報道などで)書かれているとおり。スポーツへの造詣は深いし、選手や強化に対する思い入れもすごくある方なので、僕はふさわしいと思う。本当に気さくで良い方」とトップしての資質に太鼓判を押した。

橋本新会長が決まったこの日の理事会は「非常にクリアで、結論に向かってみんな行くんだと。反対や賛成でけんけんがくがくやるような様子は最初からない。なるべく人がなったというムード」と説明。一部では2014年2月のソチ五輪閉会式後に行われたパーティーで、フィギュアスケート男子の高橋大輔(34)に抱きついてキスを強要した様子が週刊誌で報じられたセクハラの過去を危惧する声もあるが、この日の会議では「まったくなかった、それは」と話題に上らなかったという。

今度は〝気さくな人柄〟が裏目に出ないことを願うばかりだ。

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