百⽥夏菜⼦「私らしさをすべて削ぎ落として歌ったときに出る声」 役になりきった歌声 「すくってごらん」

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尾上松也の映画初主演作で百⽥夏菜⼦(ももいろクローバーZ)の映画初ヒロイン作である映画「すくってごらん」の公開を前に、ピアノ演奏、役としての歌唱、ピアノのレコーディングの3つに初挑戦した百田のコメントが公開された。

ピアノを弾くことが大好きな生駒吉乃を演じるために、百田は初めてピアノに取り組んだ。「指一本で鍵盤を叩くくらいはやったことがありますが、ここまで本格的に演奏したことは初めてで、先生について基礎から徹底的に教えていただきました」「難しい反面、楽しくて、撮影が終わってからも続けています」と本作がきっかけでピアノを続けていることを明かした。ピアノを弾くことで音楽とのかかわりにも変化があり、「ピアノをきっかけに普段やってる仕事、音楽というものをもっと細かく勉強しはじめました。ピアノに触れたことによって今までやってきたこととつながった部分もありますし、もっとここを勉強しないと、勉強したいなということにたくさん出会え、私の人生ですごく大切な時期になりました」と振り返っている。

2つ目の初挑戦は、百田夏菜子として歌うのではなく、生駒吉乃という役で歌うことだった。 百田は「レコーディング中、気づかないうちに百田夏菜子の要素が出ていると指摘されることもあり、そのおかげでどういうふうに歌うと私っぽく聞こえるか自覚することができました。今回は、私らしさをすべて削ぎ落として歌ったときに出る声を聞いていただきたいです」と、役としての歌唱について語っている。

3つ目の初挑戦は、ピアノのレコーディング。当初はプロが弾いた演奏を使用する予定だったが、撮影時の百田の演奏の素晴らしさから、「百田の演奏を使用したほうが伝わる」と判断され、変更になった。歌のレコーディングには慣れている百田だが、撮影後に収録される初のピアノレコーディングに向けて練習を重ね、ブラッシュアップした演奏を披露している。

「すくってごらん」は、⼤⾕紀⼦の同名マンガを原作に、左遷された⼤⼿メガバンクのエリート銀⾏マンである⾹芝誠が、⾦⿂すくいの店を営む吉乃たちや”金魚すくい”との出会いによって成長していく物語。原作と同じ奈良県を舞台に、「和」の世界と斬新な映像表現を融合させた作品となっている。

すくってごらん
2021年3月12日 TOHO シネマズ 日比谷 ほか全国公開
配給:ギグリーボックス
©2020 映画「すくってごらん」製作委員会 ©⼤⾕紀⼦/講談社

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