東京五輪・パラリンピック組織委員会の橋本聖子新会長（５６）が１９日、都内で職員に向けて就任あいさつを行った。
緊張した様子で姿を見せた橋本新会長は「大変悩んだ。本当にできるのかという迷いも正直あった」と本音を吐露しながらも「どのような状況でも私はオリンピアンであり、アスリートの立場に立って今何をするべきかを考えたときに、東京大会を国民のみなさまに信頼をして、そして安心してやってよかったなと思ってもらえるような大会にすることが私にとっての務めであるのであれば、大臣を辞する意味と価値のあるものだと決意した」と覚悟を口にした。
東京大会の実施については、不安視する声も聞かれるが「組織委員会がワンチームとなって国民のみなさまの信頼回復に努めたい。そして、しっかりとしたコロナ対策を国や東京都と連携して、信頼される東京大会にしていくことが最大の使命と感じている」と力強く語った。
