【JRA】15年桜花賞馬レッツゴードンキ 初子の牝馬を出産 梅田調教師「やっと跡取りが」

つぶらな瞳がキュートなレッツゴードンキ

2019年12月21日、阪神競馬場で1000人を超えるファンに惜しまれながら引退した15年の桜花賞馬レッツゴードンキ(牝9歳)が、18日午後10時、初子となる牝馬をけい養先であるアイルランドの牧場で出産した。父は英愛で11年連続リーディングサイアーに輝いた現世界最高の種牡馬ガリレオ。

オーナーの廣崎利洋氏から第一報を受けた梅田調教師は「予定日は8日だったので心配していたけど、無事に生まれたとのことで本当に良かった。ドンキの血統は牝馬の方が走るし、やっとドンキの跡取りが…という気持ちです。廣崎オーナーも電話口の声からうれしさがあふれ出していました」と喜びを語った。

レッツゴードンキは通算36戦3勝(中央33戦3勝、地方2戦0勝、海外1戦0勝)と7歳までターフを走り続けた名牝で、交流、海外も含めたGⅠレース出走回数「22」は、JRA所属の牝馬では最多だ。

その強さとは裏腹に、パドックやトレセンの馬房で見せる愛くるしさから熱狂的なファンが多かった。生まれた女の子が、彼女の夢の続きを見せてくれる日が楽しみでならない。

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