V長崎 新戦力迎えJ1昇格へ 県内出身2人のルーキーにも注目

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長崎南山中出身のMF鍬先は地元クラブでプロデビューする(写真左)、アカデミー出身の期待のルーキーMF五月田

 サッカーJ2のV・ファーレン長崎は今季、6人の新戦力を迎えた。クラブ最多の1シーズン66ゴールを記録した昨季から、さらに攻撃的になった印象。ボールを保持しながら、失ってもすぐに奪い返すスタイルを成熟させて「J1昇格」のミッションを完遂させる。27日開幕。

◎DF、GK/新里亮、原田岳
 新里亮(30)に即戦力級の活躍が求められる。昨季G大阪でプレーした185センチの長身プレーヤーは、冷静なカバリング能力と高い戦術理解力が魅力だ。周りの選手の特徴を把握して、長所を生かし短所を補うプレーができる。「チームが勝つために自分ができることの中からやるべきことをチョイスしたい」。GK原田岳(22)は将来性を見込まれている。

◎FW/山崎亮平、都倉賢
 吉田孝行新監督が肝いりで獲得したのは、現役時代に神戸でチームメートだった都倉賢(34)。身長187センチ、体重80キロと体格に恵まれたストライカーは、プロ生活16年でJ通算109ゴールを記録している。V長崎に足りなかったポストプレーや空中戦の強さが特長で「チームが積み重ねてきた部分に、プラスアルファで自分の強みを出していけば攻撃の幅は広がる」と自負している。
 山崎亮平(31)は沖縄での1次キャンプ開始後に加入が発表された。J1仙台に移籍した氣田亮真(23)に代わる活躍を求められている。U-23日本代表の実績があり、J1で通算186試合に出場。「ドリブルを武器にやっているし、経験も還元できれば」と自らの役割をしっかり理解している。

◎MF/鍬先祐弥、五月田星矢
 ボランチに長崎県出身のルーキー2人が加入。早大から地元に帰ってくる鍬先祐弥(22)は、90分間落ちないスタミナと展開力が持ち味で、大学時代は「4-1-4-1」のアンカーやシャドーを経験してきた。キャンプ時はサイドバックに入る機会が多かった。アカデミーからトップ昇格した五月田星矢(18)は、公式戦デビューが当面の目標になる。
 新戦力ではないが、昨季チームMVP級の活躍を見せたカイオセザールが、期限付き移籍から完全移籍に切り替わったのは何よりの補強と言えるだろう。