イタリア1部ACミランの同国代表GKジャンルイジ・ドンナルンマ(21)を巡って大争奪戦がぼっ発だ。
今季限りで契約が終了するドンナルンマは残留を希望しており、クラブ側も契約延長交渉を進めている。だがクラブ側は3年以上での長期契約で年俸750万ユーロ(約9億5000万円)を提示しているのに対し、ドンナルンマ側は今後の移籍を見据えて2年契約での年俸1000万ユーロ(約12億7000万円)を求めるなど難航している模様で、去就が予断を許さない状況になってきた。
そんな隙を突いて、欧州各国のビッグクラブが若き守護神の獲得に乗り出した。
すでに動き出していたフランス1部パリ・サンジェルマン(PSG)に加え、スペインメディア「フィチャージェスネット」は「マンチェスター・ユナイテッドがドンナルンマをターゲットにしている。GKダビド・デヘアに代わってイタリアのGKの獲得を望んでいる」と報道。イングランドの名門はゴールマウスを守ってきたデヘアの放出を検討しており、イタリアの至宝に白羽の矢を立てたのだ。
さらに「ユベントスやバイエルン・ミュンヘンなどのチームがこのチャンスを利用することに関心がある。今後数か月の交渉の進み具合によって状況が変わってくる」と同じイタリアのライバルや、ドイツの名門まで名乗りを上げそうな状況。いずれも資金力は豊富だけに、壮絶なマネーゲームに発展しそうだ。