キャンピングカーでテレワーク 京急など実証実験開始

キャンピングカー内での作業イメージ

 京浜急行電鉄(横浜市西区)と車中泊スポットのシェアサービスを手掛けるカーステイ(東京都新宿区)は22日、キャンピングカーの中でテレワークができるサービス「モバイル・オフィス」の実証実験を始めた。横浜市南部の遊休地にカーステイのキャンピングカーを設置し、仕事や勉強スペースとして活用してもらう。

 京急が横浜市南部のまちづくりのために行っているワークショップで、参加者から「家庭内に仕事をするスペースがない」という意見が寄せられたことがきっかけで始めた。上大岡エリアで22~26日に、能見台エリアで3月1~5日に実施する。

 同時利用は1組最大4人まで。午前10時~午後5時のうち、予約した時間はキャンピングカー内の机やバッテリー、エアコン、Wi-Fiなどを自由に使うことができる。無料。

 担当者は「沿線住民のニーズを発掘していきたい」と話す。実証実験の結果を基に、事業化を検討する。申し込みは、カーステイの専用サイトから。

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