元巨人・堀内恒夫氏 ドラ1右腕・平内は「現状では先発難しい」 愛ある助言も

23日のヤクルト戦に先発した平内龍太

元巨人監督で野球解説者の堀内恒夫氏(73)が24日、自身のブログを更新。23日のヤクルトとの練習試合(浦添)で先発した巨人のドラフト1位・平内龍太投手(22=亜大)の課題を指摘し、アドバイスを送った。

主力が並んだ燕打線を相手に右腕は山田に2ランを浴びるなど3回2被弾7安打5失点。堀内氏は「首脳陣は先発にしたいと試しているんだろうけど現状では難しいだろうね」とつづった。

巨人のエースとして18番を背負った堀内氏は、平内が紅白戦で登板した今月11日にフォームのクセを指摘。この日も「昨日みたいに投げ方で球種がわかって高いボールが多かったら少々スピードが速くたってやられちゃうよ」「もっとコントロールをつけないと。昨日のピッチングを観ていて焦りと疲れを俺は感じたよ」と振り返った。

その上で「焦らなくていいから」と新人右腕に対して優しくアドバイス。「投げ込むこと。投げ込まないとコントロールはつかないよ。それから、コーチとよく相談してフォームを改善すること。いいボールはあるから。やたら周りと比べず自分の特徴を早く知って自分のボールを信じて磨くように」と励ました。

最後は「頼みましたよ」と金の卵の育成をコーチ陣へお願いした堀内氏。OBとして厳しくも温かい言葉で、平内の成長を願っていた。

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