巨人ドラ1・平内が無失点デビュー 自己評価70点も他球団は警戒「厄介な投手になる」

先発デビューした平内龍太

堂々のデビューだ。巨人のドラフト1位ルーキー・平内龍太投手(22=亜大)が11日、紅白戦に先発し、プロ初となる実戦登板。1回を投げて無安打無失点、1四球と、上々の結果を見せた。

終始、冷静な投球が光った。白組の先頭打者・松原を中飛に打ち取ると、続く湯浅にこそ四球を与え出塁を許したものの、その後の北村を併殺打に打ち取って1回を無失点デビュー。それでも、本人の自己評価は厳しめだ。

「今の状態の点数で行くと70点くらい。やっぱり変化球がいつでも狙ったように投げられるのがプロの世界に必要になってくるので」と、変化球の制球面での課題を明かした。

やや辛口な自己評価を下した右腕だったが、周囲からの評価はうなぎのぼりだ。原監督が「いいですね。やっぱり非常に力のあるボールで、変化球が自分の中でコントロールしやすいというのは、やっぱり実戦的なのかなと言う気がしますね」と手放しに誉めれば、この日視察に訪れていた他球団「007」らからも「ブルペンの時よりも実戦映えしていた。体のキレと真っすぐがいい」、「制球も良いしまとまっている。厄介な投手になるんじゃないかな」などと絶賛の嵐。

首脳陣の期待に応える投球で、チーム内外に存在感を発揮した。

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