巨人・原監督が招待選手制度導入を提言「選手にもメリット。日本に何でないんだろう?」

招待選手制度のメリットを強調した巨人・原監督

巨人の原辰徳監督(62)が24日、メジャーでは当たり前となっている「キャンプ招待選手制度」の日本球界への導入を提言した。

野球界の発展を願い、常に球界改革を念頭に置く指揮官は「招待選手(制度)はいい。日本に何でないんだろう?」と首をかしげた。ブルージェイズから自由契約となった山口俊投手(33)が米大リーグ・ジャイアンツとマイナー契約を結び、招待選手としてキャンプに参加。メジャー昇格を目指している。

メジャーでは40人枠に入れない選手をキャンプに招待し、実際に動きを見てから判断する。日本には「12球団合同トライアウト」があるものの、参加者数が多く、投手の投球回や野手の打席数も限られている。原監督は「(招待選手なら)少なくとも我々もゆっくり見れる。選手にもチャンスがある」とメリットを挙げる。

もちろん日本ではこれまでも、テスト生という形でキャンプに参加し、実際に入団に至るケースもあったがあくまでレアケース。「日本の場合、テストをするという感じでやるけど、招待選手は長い目で見られるからね。アメリカのやり方はやっぱり豊かだよな」と指揮官は招待選手が制度化されることで、選手のチャンスが増えることを願っていた。

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